ディスクシリンダー錠（ウェーハータンブラー錠）って何？
【ディスクシリンダー錠の特徴】
ディスクシリンダー錠は鍵自体がギザギザしているのが大きな特徴で、多くの人が見たことがある形状です。ディスクシリンダー錠はディスクタンブラーと言われる円盤状のタンブラーが使用されているのも特徴です。
ディスクタンブラーは内筒側に設定されており、バネの力を使って外筒へ飛び出す形になっていて障害となっていますが、そこに正規の鍵が刺さるとディスクが内側へ引っ込んで障害が解除されるという仕組みです。シリンダーの内部に内部にディスクを並べて、それらの組み合わせを制御する鍵によって解錠できるようにしたのがディスクシリンダー錠です。
ディスクタンブラーは薄い金属板でできていて、シリンダー内部に数多く設置することが可能なため、鍵違い数を多くしやすいという特徴もあります。ディスクシリンダー錠は鍵穴の内部にディスクタンブラーという構造が組み込まれていることからディスクシリンダー錠と呼ばれています。
【ディスクシリンダー錠のメリットとデメリット】
ディスクシリンダー錠の内部構造は単純なので修理や交換がしやすいというのがメリットです。多くのメーカーが取り扱っているので在庫の問題やすぐに交換できないといった問題など面倒なことが少ないのもメリットです。
一方で、ディスクシリンダー錠のデメリットは内部構造の単純さから、それを利用してピッキング被害に遭いやすいという点が挙げられます。普及率も高く、ピッキングが簡単に出来てしまうことから防犯性は低く、集中的に狙われてしまいピッキングの被害に遭う危険性が高いです。ディスクシリンダー錠は交換や修理を簡単に行ってもらえるといったメリットがありますが、交換や修理が簡単に行えるということは防犯面で言うとリスクが高くなっているのも事実です。
鍵を利用するにあたっては防犯面の安全は重要なので、ディスクシリンダー錠はピッキングなどリスクを高めてしまい、防犯上の面では安心はできないと言えます。